妊娠にあたって男性ができること

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妊娠をしているかしていないかがまだわからない頃、色々な気持ちで葛藤していたり、やっとの思いで妊娠したり人それぞれ妊娠に対しての気持ちは違いますよね。今回は妊娠初期の流れや心情の変化などを男性女性の目線で解説していきたいと思います。

妊娠かな?のサイン

初めは妊娠初期はほとんどわからない方が多く、女性の月経の遅れが1つの目安にはなりますが、それもきちんと定期で月経が来ている人と来ていない人とでは差があります。周期が定まっている人からすると2,3日遅れている段階で精神的に来ないことへの焦りや期待が現れ始めるでしょう。この時1つの目安となるのが直近の排卵日予定がいつ頃でその際の体調がもう一つのポイントとなります。

排卵日周辺での体調

排卵日周辺での性交渉はあったか、その周辺の体温はどうだったか?など普段からアプリなどでメモを取っている人からすれば思い返すことが可能となります。なので、女性の方は自身の管理のためにもアプリで記録をつけている人は多いのではないでしょうか?妊娠のメカニズムとして、排卵日のタイミングで脳下垂体から黄体化ホルモンが出て、排卵を促す司令がでます。その指令に伴い、女性の体は卵子を卵巣から排出され排卵をします。そのタイミングで卵子が精子と出会い、受精し、かつ子宮内に着床すれば妊娠となるのですが、その排卵のタイミングは下記の図のように基礎体温に顕著に現れるのです。

実際に着床し、妊娠となるのはこの排卵日周辺となるのですが、もしこのタイミングで奇跡的にも妊娠した場合は子宮内で着々と細胞の分裂が始まるのです。まだ着床してからすぐは妊娠に気付くことは難しいです。実際に私の場合もなかなか気付かず、ちょっとした体調の変化があり、気付くことができました。それではどのタイミングで妊娠の兆候がみられるのでしょうか?

妊娠9のサイン

おりものの状態が変わる

このサインで気が付く人が多いおりもののサイン。通常時のおりものよりもやや水っぽくサラサラしており、色はやや透明から乳白色で量も増えます。また匂いは酸っぱい匂いがややすることが多いでしょう。

少量の出血

このサインは着床による着床出血が原因で引き起こります。文字通り着床の際にする出血で割合としては4人に1人となっており少量の出血が1〜3日続きます。着床出血の後は茶に近い出血となる傾向があります。

熱っぽくなる

排卵に伴い受精し着床することで身体は妊娠を維持しようとホルモンが分泌され基礎体温が上昇します。その為体温は37℃近くの微熱を推移し、その状態が生理予定日まで続きます。

強い眠気

妊娠によって女性ホルモンであるプロゲステロンが働きかけ、身体を休ませて備える体制へと入るために強い眠気に襲われます。要は身体が妊娠に向けての準備体制を始めるので身体を休ませて安静にさせようとしているのです。

胸の張り

こちらは妊娠に関係しているプロゲステロンの分泌によって生じる胸の張りです。妊娠すると母体は母乳を出すためにプロゲステロンを分泌し始めるため胸が張ったり痛み始めたりします。

胃のムカムカやげっぷ

こちらもプロゲステロンが関係しており、プロゲステロンの分泌によって子宮の伸縮を抑える効果があることから子宮周りの器官や筋肉までもが伸縮を抑え始めます。その為、胃や腸が正常に伸縮しない為に、胃もたれ吐き気が起きてしまうのです。

身体のむくみ

こちらは黄体ホルモンの作用の一つでもある水分を体に溜め込み始めるという作用が関係しており、多くの妊婦さんは身体のむくみを感じています。私の場合もこの体のむくみが顕著に出ていました

食欲の変化

こちらも黄体ホルモンの関係であり、胃の伸縮抑制によって本来の機能を果たしておらず、食欲不振に陥ります。実際にも多くの妊婦さんは食欲不振に陥りますが逆に旺盛になる人もいます。

私のケースでは食欲が旺盛になるパターンでした。

これを食べつわりも言われている現象です。食べつわりで食欲不振に陥っている際は何も食べ物を受け付けない状態となってしまっている為、何か口にして少しでも栄養を摂るように心がけることが大切となります。とは言え、実際には食べることも辛いのが実状となるので、少しでも食べられそうなものを手当たり次第探してみましょう

生理の遅れ

通常の周期で生理がこないというのが1番わかりやすい方法なのですが、正確には排卵日の体温高温期を迎えてから16日間高温期が続いた場合は妊娠の可能性が高いです。

妊娠初期に訪れる辛さはいつ頃?

妊娠が発覚して4,5週目まではさほど体調面における変化は見受けられないケースが多いですが、子宮内で心音の確認がされてから細胞分裂を繰り返し、手足が生え始めた頃(6〜8週頃)につわりの症状が出始める方が多いです。食べつわり・匂いつわり・眠りつわり・吐きつわりなどがあり、それぞれ人によった症状が現れます。

アルパカさん
アルパカさん

私のケースでは、吐きつわりと食べつわりがあって、実際に吐きまではしなかったものの、常に吐き気と食欲の無さに苦しみました。

男性ができることは?

妊娠が発覚してから出産までは本当にあっという間でどんどん胎児の大きさが大きくなっていき、お腹も大きくなってきます。お母さん側は自身の身体に起きていることなので様々な変化が分かりますが、男性側はあまり実感できず他人事になってしまいがち。ですが、女性側の体内では今までに経験したことのないような変化が起きているので想像よりも遥かに大変だということを男性側は念頭に置いて行動してあげて下さい。

実際にうちでも妊娠後期になるにつれて本当に大変な時期を過ごしてきました。この期間の中で実際に『男性側が感じたこと』、『もっとこうしてあげていればよかったな』と思ったことを挙げていこうと思います。

女性側のメンタルへの理解

妊娠が発覚してから妊娠後期に至るまでの間に様々な変化が起こってきます。その中でもメンタルの部分は大きく、自分なりに感じたこととしては『不安』が一番大きいのではないかなと思いました。実際に自分の失敗談としてはもっと産後のこと産まれる日のことを見据えて一緒に考えてリサーチなどをしてあげればよかったなと感じています。自分なりには考えているつもりでも子どもは夫婦間での問題であり、その考えなどを共有してあげないとあたかも『女性側しか考えていない』と捉えられてしまうからです。『子どもの名前』『子供が産まれてくるにあたっての環境準備』『スケジュールの調整』など考えなければいけないことは多々あり、それを一緒に考えてあげないとお母さんからしたらあたかも『私しか子どものことを考えていない』と捉えられてしまうからです。

実際に男性側が考えてしまうことはきっと『お金』のことでしょう。どうしても男性側は役割上『これから養っていかなきゃ』と意気込むが故に仕事への熱が上がってしまいがちですが、それよりも先に奥さんへの配慮をしてあげるべきかなと感じています。もちろんその意気込みはいいことではあるんですがね。

環境を整える

実際に妊娠後期になってくるといよいよ子供を迎える準備をする時期に入ってきます。『出産にあたっての申請関係』『入院にあたっての準備物』『子どもの用品』『生まれた後の挨拶回りや行事ごと』『保育園の申請関係』『公的手続き』など考えなければいけないことが多くあります。そんな中でも実際に用品を揃えたりしなければならない為、どういったものを揃えるのかなどはあえて店舗に行って商品を見ながら一緒に選んであげることがお勧めです。今の時代ネットでなんでも買えてしまいますが、右も左も分からないまま商品を手に取って選べないネットのデメリットは大きく感じました。

体調面の配慮

妊娠中の女性は体調の変化が目まぐるしく、人によって症状は様々です。妊娠後期に入ってくるとお腹が大きい為、楽な姿勢で寝ることもままならない状態になってきます。実際にうちでも妊娠後期では仰向けではもちろん眠れず、腰回りの激痛などもあり座って仮眠を取るのがやっとという状態でした。そんな中何も気にかけず、隣でスヤスヤと眠っていたら・・・。物理的に安眠できないのは仕方のないことなので、せめて奥さんが少しでも休めるように身体を温めてあげたり腰に湿布を貼ってあげたり、家事はなるべく旦那さんがやってあげたりと配慮してあげることです。

色々なサービスの活用

現代の日本では有難いことに子育てをするにおいて画期的なサービスや制度がたくさんあります。どんなサービスがあるのか?どんな制度があるのか?など情報だけでも用意しておくことはしておくべきと思います。その中でも実際に自分が活用したサービスを紹介させていただこうと思います。

宅配サービス

まず初めに自分が活用したサービスは食品や日用品の宅配サービスです。子供が産まれてみると3時間ごとの授乳オムツの交換などで思っているよりも時間が取られてしまい、外にお買い物に行く時間すらも惜しいのが現状です。そこでうちでは色々なサービスを検討した結果、『Co-opデリ』を活用させてもらうことにしました。Co-opデリでは赤ちゃん割引というものがあり、産後から1年間は基本料金や配送料が無料になったりとお得に始めることもできました。詳しくは別の記事で紹介させてもらいたいと思います。

ウォーターサーバー

次に赤ちゃんの授乳において活躍してくれるのがウォーターサーバーです。粉ミルクなどを実際に作る際に活躍するのですが、なぜウォーターサーバーが必要なのかというと、湯沸かし器で温めたお湯の場合、ミルクを溶かしてからさらに適温になるように水で温度調整を行わなければならない為、夜中の時間などの授乳の際は手間に感じてしまいます。しかしウォーターサーバーであればボタン一つでちょうどいい温度のお湯が一発で出てくれるのでミルク作りにかかる時間を大幅に短縮することができるので、奥さんの負担軽減になるでしょう。

自治体によるベビーシッター助成制度

この制度はあまり知られていない制度になるのですが、お住まいの自治体によってベビーシッターの利用を月に8万円まで負担などしてくれる制度のことです。この制度は所得制限などなく、気軽にベビーシッターを活用できるまたとない制度と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。妊娠から出産に向けて男性側でしてあげられること。考えるべきことなどが少しでも参考になれば幸いです。実際に子どもが産まれてからは日々が目まぐるしく進み、右も左も分からないことがたくさん起こります。今回ご紹介させていただいたことなどが少しでも助けになれば幸いです。

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