ペットを飼う理由として毎年、ペットを飼った理由は?というアンケートでは上位にランクインしている理由として、「子どもの情操教育のため」という理由が挙げれれています。そんな中で子どもにとってペットと住む事でのメリットとデメリットは何があるのか?今回はそれぞれのメリット・デメリットを解説していきます!
ペットは子どもにとって良い影響を与える?
先ほどの世論調査においても「ペットは子どもにとって心が豊かになる」や「子どもの情操教育のため」などという理由が多く目立ちます。実際に私の家でも娘が0歳10ヶ月でフレンチブルドッグとチワックスの2匹を飼っています。ですが、具体的にどんなメリットがあるのか?など詳しく認識されている家庭は多くはないのではないでしょうか。
そこでそれぞれのメリットを詳しく解説していきます。
観察力とコミュニケーション能力の向上
まず初めに「観察力」と「コミュニケーション能力」のお話です。ペットは実際に言葉を発してコミュニケーションは取らない「非言語コミュニケーション」での対話が必要となります。具体的にはどう言ったことかというと、ペットが吠えたりはしゃいだりとする様子を見て、今どういった感情なのか、何を欲しているのかなど感じ取る必要性があり、多くのことを学ぶことができます。
わんちゃんの顔をバシッと叩いてしまって吠えられて怒られた。すると子どもはやってはいけないことなんだと学ぶようにペットとの間でも実際に言葉を介さずとも非言語コミュニケーションから学ぶことは多いです。こうした観察力や相手の立場になって考える力というのは当たり前のようにも感じますが、大人になってから非常に役立つスキルとも言えます。
習慣と責任感を育む
ペットを育てるというのには多くの責任も同時に生まれます。散歩に連れて行ったり、粗相の処理をしたり、ご飯や水の管理をしたりなど様々です。その中でも子どもに対して散歩に毎日一緒に行く習慣やご飯をあげる習慣、ペットと遊んだおもちゃを片付ける習慣などルーティーン化することで、責任感を育むことができます。
なので、おすすめの方法としては、ペットを飼った際はお子様とも約束事として、ペットとのルーティーンを作ってあげることです。是非お子様にも何かしらの担当をさせてあげましょう!
免疫力の向上
ペットには人間にない様々な菌を保有しており、そのほとんどが良い影響をもたらしてくれます。意外かもしれませんが、スウェーデンで行われた調査では0歳から1歳までの間に犬を買っていた過程で育った子どもは7歳になった時点でぜんそくを発症するリスクが13%も低いことがわかりました。(参考:子どもの頃に犬を飼うと、ぜんそくリスクが低下と )
私も娘が生まれて外に出られるようになってまず初めに行ったのは動物園でした。というのも動物達から様々な菌をもらうことで幼い頃から多様な菌に対する免疫力をつけることができます!そうすることで丈夫な身体になってくれるのです。(病院の助産師さん&お医者さんからの情報)
命の大切さを学ぶことができる
ペットを飼うことで必ずいつかは経験するペットの「死」。動物は人間と比べて寿命は短く、1つの人生を経験することができます。赤ちゃんの頃からやんちゃな頃、そしていずれは介護が必要になり、最後は死を迎えます。この1つの流れを子どもが経験することで、命の大切さや尊さを学び、他者への思いやりを自然と持つことができるようになるのです。
ペットを飼うことによるデメリット
ペットを飼うことで良いことはたくさんありますが、一概にメリットだけではありません。ペットを飼うことで生活面や金銭面など多くの負担はかかることにはなります。
衛生面の管理
ペットは先述した通り、多くの菌を保有している為、定期的なメンテナンスが必要になります。もしこれを怠ってしまうと、マダニや皮膚病、フケなどによるアレルギーなどを引き起こす恐れがあり、健康面での注意が必要となってきます。
より具体的にアレルギーはペットのフケだけでなく尿や毛に多いことがわかっているため、トイレ周りの掃除をこまめにしたりお風呂を定期的に行ったりといったことを行う必要があります。
金銭的な負担がかかる
犬を例に挙げると大きくかかってくる費用は以下になります。
- ご飯代(月5,000円〜15,000円)
- トイレシーツ代(月2,000円)
- 保険代(月1,500〜4,000円)
- おやつ代(月1,000円)
主には上記のような費用がかかってきますが、それ以外にも大きな病気や怪我をした際など突発的な金銭が生じる場合もあります。子どもの情操教育のためとはいえ固定費はそれなりにかかるので注意しましょう!
生活面での制限がかかる
これは私が実際に体感していることの一つでもありますが、ペットを飼うことで好きに休暇を過ごせなくなる恐れがあるということです。うちではフレンチブルドッグを飼っているため、飛行機に乗っての旅行に行こうと思っても鼻ぺちゃ犬の場合は飛行機に乗れません。その為、ペットホテルに預けるか、一緒に行ける場所に変更するかなど制限がかかってくる場合もあります。
怪我の恐れがある
ペットは人間と違い、言うことを聞いてくれない時もあるかと思います。きちんと躾がされている場合は大丈夫な場合が多いですが、テンションが上がってしまったり、力の配分を間違えたりとあらゆるケースにおいて子どもが怪我を負う可能性があります。
具体的には、散歩の際にリードを強く引っ張ってしまう、爪が伸びていて引っ掻いてしまった、飛びかかった際に子どもが倒れてしまって頭をぶつけてしまった。など。
まとめ
ペットを飼うことで子どもの成長に多くのメリットをもたらしてくれることは間違いありません。情操教育であったり、心の優しい子に育ってくれたり、習慣化を身につけられたり。
それに伴っては、子どもの年齢に合ったペット選びや環境づくりをしていかなければならないので簡単に決めてとりあえず飼うといったことは避けるべきです。
住環境的にペットを飼うことができるかどうか。生活リズム的に余裕はあるかどうか。主が一人病気などになってしまってもパートナーや周りの人の協力を得られるかどうか。などあらゆる観点から判断して飼うことをお勧めします!
幼少期からの教育ということにおいて、以下の記事でも幼児教育について触れているので、是非見てみてください。
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